[ Imitation ]
作詞、作曲 船冨光曜


夜明けの街はいつも曖昧で

動き出した人もほらまだ

 

夢の続き見ているような

ぼんやりした面持ち

確かに在るはずの物も霞んで見える

 

目覚めた朝、金曜日の街は

道行く人さえ景色みたいに 取り込んでいく

それでも皆、歩いて行く

誰も気付いてないはず無い

本当の気持ちに嘘ついて それでも今は

立ち尽くすこともないまま

 

 

昔見ていた夢はなんだっけ

いつの間にか、すり替えていた? 何故?

 

立ち止まること恐れていた

考えることもなく

本当はこのままではいけない、けど留まれない

 

疲れた顔、週末の駅で

思い出したのは遠い昔 心の中で

描いていたイメージ

「夢や理想、願い」の模倣

そんなもの報われはしない 妥協しないで

とりあえず足を留めなよ

 

 

生きていくこと優先して

大事なこと忘れている

確かに在るはずの物が見えていない

 

目覚めた朝、金曜日の街は

まるで冷めた珈琲みたいに 残されていく

そんなの悲しいでしょう?

背けた現実の重みに

耐えられないなら休めばいい たまにはいいさ

ゆっくり進もう、ねぇ?

 

目覚めた朝、週末の街

本当はそれぞれ居場所がある どんな人にも

皆、違う道がある

「夢や理想、願い」追うこと

諦める必要無いってこと 気付いたのなら

迷わず前に進めばいい